友人と竹田城に行く予定でした。
ところが、前日の架線トラブルの影響とかでJRのダイヤが乱れまくり。
新快速に乗っていたはずなのに、いつの間にか普通電車に変わっていて、
”お急ぎの方は後から来る新快速にお乗り換えください”
と言われたり。
姫路に着いたときはすでに13時過ぎ、とても竹田城までは行けそうにありません。
いや、行くことはできるのですが、同行した友人の都合で18時には大阪まで戻らなくてはならないので、
事実上、行けないというわけです。
ふと駅の表示を見ると、あと5分ほどで姫新線の発車時刻です。
姫新線沿線に、魅力的な場所があるでしょうか…
本竜野駅がありました。
竜野には、前から行ってみたいと思っていましたので、ここで予定変更。
姫新線の旅客となったのです。
龍野と言えば、花街ノスタルジアさんで拝見した”何とも不思議なバルコニーのある美容院”。
これはぜひとも見たかったのですが、なんとほぼ駅前にありすぐに見つけることができました。
隣の建物は取り壊され、また2階の窓が一つ潰されてはいましたが、その優雅なスタイルは健在でした
(一枚目のカラー写真の建物です)
駅から歩くこと約10分、揖保川にかかる龍野橋に到着です。
ここを渡ると、いよいよ龍野の城下町。
ぶらぶらと散策していると空腹に気がつきました。
そりゃもう14時を過ぎていますからね。
というわけで、腹ごしらえをすることにしました。
食事ができるところを探して彷徨しているうちに、「ふるさと」に逢着しました。
見ると、なんとランチが500円からあるではありませんか。
この素敵な外見でランチ500円とは。
勇んで突撃したところ、ラストオーダーの時間を過ぎておりもうすぐ閉店なのでごめんなさいとのことでした
(14:30ラストオーダー、15:00閉店)。
でも、このお店の方が親切な方で、この辺で今から食事できるところがありますよ、とランチマップをわれわれに下さいました。
その親切に甘えて、ちょっと図々しくこの店の成り立ちを尋ねてみました。
その方が言うには、ここは芸者さんが経営していたお店でしたよ、とのこと。
なお、ここの店には「料理屋」の鑑札がついておりました。
上の写真は、「ふるさと」のすぐそばのカフェー。
なんと、ストリートビューでも「カフエー」の鑑札が拝めます。
しばらく歩いて、「たこ焼きたこちゃん」を発見。
満場一致でこちらに入店することに。
ここのお母さんがまた親切な人。
昔の龍野の話をいろいろとしてくださいました。
お母さんの話の中に、”やとな”という言葉が自然にでてきてびっくり。
過去の言葉だと思っていましたが、今も使われている言葉なんですね。
別れ際に、龍野の歴史の本までいただいてしまいました。
どうして、龍野人ってこんなに親切なんでしょう。
みなさんも、龍野に行ったらぜひ、ふるさと、そしてたこちゃんへ行ってみてくださいね。
龍野町立町・行き方
JR山陽本線姫路駅から姫新線に乗り換え、本竜野駅下車。
徒歩なら、西口を出て駅前からまっすぐ続く大通りを約10分、セブンイレブンの角を斜め右へ。
龍野橋を渡ったら、道なりで歩き、突き当たりを右へ。
参考ウェブサイト:
ふるさと(なんと、ふるさとさんにFBがありました!)
https://www.facebook.com/bar.furusato/
作展/さくてん。(たこ焼きたこちゃんが紹介されています)
http://wowon.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
二分の一夢庵 夢紡ぎ(たつの生まれのたつの育ちの女将さんのブログです)
http://nibunnnoichi.jugem.jp/?cid=20