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2017年1月2日 岐阜県・岐阜市高岩町 岐阜芸妓検番付近

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2017年1月2日 岐阜県・岐阜市高岩町 岐阜芸妓検番付近

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岐阜高岩町
あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。
さて、お正月ということで、初詣で賑わう岐阜の町に友人と行ってまいりました。

岐阜市高岩町

木村聡先生の『赤線跡を歩く【完結編】』に再録されている「夜の女性街・全国案内版」によりますと、
岐阜 花街は三ヶ所に分れ、上の芸妓は伊奈波町、中の芸妓は高岩町から住吉町、弥八町、若宮町界隈、下は元金津遊郭内、併せて120軒、350名いる。
となっています。

岐阜市

今回、せっかくなので”上”、”中”、”下”の三ヶ所すべて回ってみました。
今日は岐阜芸妓検番のある”中”、高岩町・住吉町・弥八町・若宮町付近の街並みをご紹介します。

なお、”下”にあたる、金津遊郭があったところ(今の西柳ケ瀬。金津園とは異なります)も、金津遊郭ができる前は高岩という地名だったようですが、今回訪ねた高岩町はそれとは別の場所になります。

下の写真の”満豊”さんは、鳳川妓連の公式サイト(金毘羅ふねふねが気になります)によりますと、「岐阜の花街で最後に残ったお茶屋」だそうです。
さらに、「お茶屋とは貸し座敷のことで、お客様の好みに合わせてどのようにでもご利用できます。」
と続きます。
吉原などでは遊郭のことを貸座敷といいましたが、文脈からすると、いわゆるレンタル・ルームのようなもののようですね。

弥八町・住吉町はスナック街という雰囲気でしたが(3枚目の写真が住吉町です)、高岩町付近は一転して料亭街となっています。
ぼくは料亭とは縁の無い人生を送ってきたので、料亭がどんなものかはよくわかりませんが(別に泣いてなんかいません><)、なんとなく高級な雰囲気が漂っているような気がします。

下の写真は「八重菊」さんという表札がありました。
たぶん料亭だと思うのですが、三棟が連結したような大規模なつくりです。

下の写真は個人の方のお住いのようなのですが、かなりいいオーラが出ています。
前回、紹介した吉原遊郭跡の「ゆうらく」さんと似た感じですよね。

岐阜の街をゆっくり歩いたのは今回が初めてだったのですが、高岩町付近に限らず、古い建物の宝庫で楽しめました。
愛知で「芸文」というと、栄にある近代的な県立の会館のことですが、岐阜の「芸文」はもっとすごいです。
今回は行けませんでしたが、次は生で見たいものです。

高岩町付近・行き方
最寄りのバス停は岐阜市役所南庁舎前です。
JR東海道線岐阜駅から12番・13番乗り場から岐阜バスで約8分。
徒歩でも20分~30分ほどです。

参考ウェブサイト:
金津園ソープ徹底攻略・コラム~岐阜のソープランドについて~(超おすすめ!敷居が高いタイトルですが、実はこっち向きの内容。岐阜県の遊郭の変遷、細かく年代ごとに作られた古地図gifは感涙もの。このサイトを見てから行くべきでした!)
http://www.xn--3ck9bufn90ojcxm89b.com/column.html

レッツぎふ グルメ 万平(かの大島旅館とは・・・気になるところです)
http://g.lets-gifu.com/shop/index-4916.html

京まちづくりの会(西柳ケ瀬が「高岩」という地名だったことが書かれています)
http://blogs.yahoo.co.jp/gifukyoumachi/1913968.html

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