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三重県・二見町 二見赤線(遊郭)跡

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三重県・二見町 二見赤線(遊郭)跡

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二見・松前家

伊勢市から、快速みえで6分。
二見浦の駅に着きました。有名な夫婦岩の最寄り駅でもあるので、もう少し栄えているかと思っていましたが、駅前はやけに広いものの、ひとけのない無人駅でした。

もう10月だというのに、じりじりと照りつける陽射しの中を、駅からまっすぐに伸びている道路を歩きます。
ところどころに和菓子屋や、金物屋や、郵便局などの古い建物が残っていて、これから行く町並みへと期待がつのります。
観光協会があったので情報を求めますが、役立つ情報は得られませんでした。
ま、えてして観光協会とはそういうものなので、特に失望もありません。

二見浦駅からの道

駅前からの道を300メートルぐらい歩くと、立派な建物に突き当たります。
これが朝日館。
由緒ありげな旅館です。
そう、ここから二見の旅館街が始まるのです。
二見の旅館街は、古い住宅地図を見るとわかるとおり、この通りの左右にぴっちりと並んでいました。
今は、ところどころに空き地がありますし、おそらくコロナ禍のせいもあり閉めている旅館もありますが、それでも木造の三層楼が立ち並ぶ姿は圧巻です。

二見朝日館

二見旅館街

さて、朝日館の広い敷地を過ぎた路地の先に海が見えました。
天気がよいこともあり、透き通るような青さが眩しいです。
ぼくは、つい、海の方へふらふらと歩を進めました。
すると、ひとりのおねえさんが、海沿いの小道の落ち葉を掃除しておりました。
これも何かの縁と、ぼくはおねえさんに話しかけます。
「昔、このあたりに千鳥という旅館がありませんでしたか?」

二見の海

千鳥というのは娼家の屋号です。
ただ、表向きの商売は旅館かもしれないと漠然と感じていたため、こんなふうな聞きかたをしたのでした。
「千鳥は、旅館じゃなくて、置屋かなんかじゃなかったかな?」
おねえさんの答えは、ぼくに喜びと驚きを与えました。
喜びは、千鳥を知っている方に会えたこと。
驚きは、千鳥は旅館ではなく、置屋のような、そういう家であったこと。
例によって、古い住宅地図をおねえさんに見てもらいながら、千鳥の場所を探します。
「この辺に、そういう店があったと思う。
✕✕さんの家も昔はそうだったと聞いたよ」
いろいろな情報とアドバイスをいただいて、おねえさんとは別れました。

二見・沖縄っぽいガレイジ

二見旅館街

おねえさんと別れたぼくは、ふたたび旅館街に戻り、東へ進みます。
この先に、おねえさんが教えてくれた場所があるのです。
道がY字に別れたあたりにおにいさんがいたので、お尋ねします。
「昔、この辺に千鳥という店があったと聞いたのですが、ご存じでしょうか」
「あった、あった。
遊郭みたいなとこでしょ」
この方も千鳥をご存知でした。

二見・娼家のあった通り

「この通りに」おにいさんは、今は静かな住宅街に見える道を指さしました。
「遊郭みたいな店が並んでいたよ」
おにいさんは、ご家族もよんで、ここにあれがあった、ここにこれがあった、といろいろ教えてくれました。
上の写真だと、通りの右に開化樓がありました。
通りの左にも娼家があったような気がするとのことですが、屋号は不明です。
なお、海辺のおねえさんが言っていた、××さんの家は下の写真の右のあたりにありました。

二見娼家のあったあたり

トップにあげたカラー写真のお家は、この通りでないところにあるのですが、この家のあったあたりに松前家という娼家があったそうです。
ちなみに、下の写真のお店・五十鈴勢語庵さんは、塩ようかんの名店です。
昔はさざえ堂という屋号でした(昔の住宅地図にも掲載されています)。
ここのお店の方はとても親切なので、ぜひ、買いに行ってくださいね。

五十鈴勢語庵

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二見

まつしん

(2021年10月5日)

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